半年間 毎週チーム内勉強会に参加してみて

GMOメイクショップ コアグループ 第1チーム エンジニアの原田です。
今回は約半年間行なってきたチーム内勉強会についての紹介と、その振り返りをしたいと思います。

第1チームのチーム内勉強会について

コアグループ 第1チームでは、7月頃から効率的・効果的な方法の検討や、業務中に得たナレッジの共有を目的として、毎週チーム内勉強会を開催しています。
題材は自由で、時間は各自5~10分程度のいわゆるLT (Lightning Talk)形式です。そのため、毎回異なるテーマが発表されています。

これまでにチーム内で共有したスライド一覧

チーム内勉強会での過去の題材例

実際に過去に発表された内容をいくつか紹介します。

1 担当した範囲のコードの設計戦略

特に複雑な実装を担当した際、その意図や工夫方法、参考にした資料について共有しました。
その理由としては、実装が複雑化するとコードの保守性が低下するためです。
私たちが担当するネットショップSaaSmakeshop」では、多種多様な機能を備えています。機能が増えると品質が低下しがちですが、品質を高く維持するため、設計戦略を考え試行錯誤しています。

2 昨今話題となっているAI開発支援ツールの検証

昨今のAIツールの進化トレンドをいち早く把握するため、さまざまなAI支援ツールを検証しました。
具体的には、Notebook LMGitHub Copilot WorkspaceClineなどを試用し、使用感を共有しました。
事前に紹介されていた参考記事ほど役立たないケースもあり、自分で検証することで初めて得られる情報がありました。

3 気になったトレンド テック記事の要約紹介

その週に話題となったテック記事を1~2本ピックアップし、要約して紹介することもあります。
私は特にコードの可読性向上に関心があり、リファクタリングに関する記事を多く調査しました。
記事の調査中にプリンシプル オブ プログラミングのような書籍に出会うことができるなど、新たな知識を得ることができました。

毎週チーム内勉強会に参加してみての感想

他のメンバーの発表を聞くのはとても興味深く、自分の知らなかった開発支援ツールや新しい文法を学ぶきっかけになりました。
一方で、発表用の資料作成には時間を取られることが課題だと感じています。
必ずしも業務に直結する内容ではないため、時間が取れない場合は業務を優先することが重要です。
勉強会は、業務に支障をきたさない範囲で、深掘りしすぎないテーマで軽く開催することがポイントとなります。

最近では時間短縮のため、テック記事を紹介する際に対話型検索エンジンツール「Perplexity」を使って要約したり、スライドをテンプレート化したりして準備時間を短縮する工夫をしつつ勉強会に参加しています。

まとめ

コアグループ 第1開発チームでは、毎週LT形式で勉強会を開催しています。
勉強会は、設計の共有、新ツールの検証、コード可読性向上のための情報収集などに役立っています。
もしよければ、ぜひ皆さんのチームでも勉強会を開催してみてください!